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解決事例

裁判において一部無罪を勝ち取った事例

依頼人が被害者から金銭を取ってしまったという事例ですが,依頼人がどのような働きかけをしたか,どのようなセリフを言ったかについて,弁護人と検察官の間で大きく食い違いが生じた事案です。目撃証人も存在しなかったため,もっぱら,依頼者と被害者の供述のどちらが信用できるかが問題になりました。

裁判において証人(被害者)尋問と被告人質問を行いましたが,被害者の供述が取調べ時と変遷していたことを指摘することができ,逆に,依頼者の供述は一貫していたため,被害者の供述は信用性に欠ける旨弁論し,裁判官にその点について当方の主張を認めさせることに成功しました。