親族に遺産を残したくないという希望のため,遺言を作成した事例
相談者は,親族と確執があり,一切の財産を残すことを拒否していました。事務所として,公正証書遺言の作成を受任し,公証役場と協議をし,知人や慈善団体に寄付するという内容の遺言を作成しました。
その際,将来お墓の面倒を見る人を見つけるなどの細かな手続きについても各方面と協議し調整しました。遺留分減殺請求をされる可能性があることが懸念でしたが,依頼者が一切の財産を残さないことを希望したため,それについてはあえて触れないという方法を採用しました。